移動販売車・ケータリングカーの水道・電気設備用の機材
移動販売車・ケータリングカーの水道・電気設備を作成するための機材を紹介します。用途に合わせた機材を使用して、効率よく営業できるように移動販売車・ケータリングカーの設備を自作しましょう。
| ポリタンク 水道用に使用する水を入れておくタンクです。各都道府県の保健所で調理するメニュー、車のサイズなどによって必要な容量が決められているので、事前に確認して選ぶ必要があります。ポリタンクを高い場所に設置できる車ならば、ポンプを使わずに落水式で水を出すことも可能です。 | ||
| バスポンプ タンクの中に入れるだけで100V電源で手軽に水をくみ上げることができるポンプです。スイッチは離れたところに設置するタイプのものが多く、手元でON/OFFの切り替えができます。 | ||
| 水中ポンプ ポリタンクの中に入れて水を吸い上げるポンプです。小さくて安価なことが特徴ですが、DC電源の配線やON/OFFのスイッチを取り付ける必要があります。 | ||
| プレッシャーポンプ DC電源により自動で水を吸い上げる圧力式のポンプです。スイッチ内蔵のものが多く蛇口をひねるだけで連動して水を吸い上げます。水を大量に使うときなどは設置してあると作業効率が上がります。 | ||
| 角形ステンレスシンク さびにくいステンレス製のシンクです。移動販売車のスペースに合わせてさまざまなサイズの物があります。 | ||
| 丸型ステンレスシンク シンクは手洗い用と調理用の2つを設置する必要があります。また都道府県によりお客さん用の手洗いシンクが必要な場合もあります。用途に合わせて移動販売車のシンクを選びましょう。 | ||
| シンク用排水栓 ステンレスシンク用の排水栓です。穴の大きさに合ったものを選んで取り付けます。横向きの物などもあり排水方向によって選ぶこともできます。 | ||
| 蛇口 移動販売車の中で水を出すための蛇口です。手洗い用、調理用の2つが必要な場合があります。スイッチが別に付いたポンプ用、圧力のかかるプレッシャーポンプ用など種類があります。用途やスペースに合わせて移動販売車に適した蛇口を取り付けましょう。 | ||
| インバーター(矩形波) 移動販売車・ケータリングカー内で100Vの電源を使用する際に使用する機材です。発電機や電源が無い場所でもバッテリーから電気を使用することができます。 12V用と24V用があり、ベースの車両のバッテリーの電圧に合ったものを選びましょう。長時間使用する場合はエンジンを回したままにする必要があります、 家庭の100V電源とは波形の異なる矩形波のものは、比較的安く購入することができます。(マイコン制御の機材や精密機器は稼働できない場合があります。) 移動販売車の中で使用する家電製品の電力に合ったものを選びましょう。 冷蔵庫や電子レンジなどは起動時に定格電力の5〜10倍の負荷がかかる場合があり、使用電力を計算して大きめの物を使用する必要があります。 | ||
| インバーター(正弦波) マイコン制御や精密な家電製品を使用する場合は家庭用100V電源と同じ波形の正弦波インバーターが必要です。値段は少々高いですが、1台あればさまざまな家電製品を使用できます。 発電機を積むスペースが無い移動販売車などの場合は、インバーターの方が省スペースで済みます。 | ||
| サブバッテリー インバーターを使用する際に、インバーター専用にサブバッテリーを積むと車のメインバッテリーあがりも防げて安心です。 普通のバッテリーよりも高価ですが、キャンピングカーやクルーザーなどで使われるディープサイクルバッテリーと言うものがおすすめです。容量の限界まで使っても弱ることが少なく、繰り返し使っても性能を保つことができるバッテリーです。 | ||
| サブバッテリーチャージャー インバーターを使用するためのサブバッテリーに充電をするための充電器です。車のメインバッテリーを通してサブバッテリーに充電を行います。 メインのバッテリー優先で充電する機能がついている物ならば、車のバッテリーあがりを防ぐことができます。 | ||
| 接続ケーブル インバーターとサブバッテリー、サブバッテリーチャージャー、メインバッテリーなどをつなぐケーブルです。使用電力により太さが決まります。 出力が大きいものを使用する場合は、専門店などで売られている電気業者用の太いものでないと危険です。インバーターには付属している場合もあります。 それぞれの機器に付属しているか、どれくらいの太さ、長さの物が必要かを確認して購入しましょう。先端の端子を圧着加工して取り付ける必要があり、端子の穴径もさまざまですので注意が必要です。圧着端子加工済みのケーブルも販売されています。 | ||
| 圧着端子 接続ケーブルの先端に取り付ける端子です。機材の接続部分のネジ径にあわせて選ぶ必要があります。 取り付けには専用の圧着工具を使用し、太いケーブルだと大きめの高価な圧着工具が必要です。数本の場合は上記で紹介した端子付きのケーブルを購入した方が安価でしょう。 | ||
| 発電機 言わずと知れた100V電源を発電するための機材です。インバーターを積んでいない車両、電源が取れないような場所で営業する際に必要になります。大きさや重さ、騒音などがネックですが、お祭りや公園などで営業することが多い型の場合は必須です。 燃料の取扱いには十分な注意が必要です。 |
移動販売車の自作に関する項目の説明
自作手順移動販売車を自作するために用意するもの、作業の順番
車両・資金
移動販売車のベース車両の購入方法や資金調達法
工具・内装
移動販売車を自作するために欠かせない工具や内装の作成方法
水道・電気
移動販売車内部の水道設備や電気関係の作成方法
機材・仕入
移動販売車のメニューによって必要になる調理機材、材料など
保健所申請
いよいよ最終段階、移動販売車の保健所許可の申請方法
さあ、情報をうまく活用して移動販売車の自作、許可取得をめざそう。